「カナダの政治経済」

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トルドー政権下のカナダナショナリズム

「1968 年彗星のように現れた型破りの独身のトルドー首相をカナダ国民は熱狂的に歓迎しました。 カナダにも「ケネディ」が出現したのです。トルドーは内省的な澄んだ声と不敵な割れた声を合わせ持っています。 トルドーはケベックのフランス語系の出身でありながら、ケベックの独立運動に反対し、強硬策をとりましたが、それでも独立運動を抑えることはできませんでした。 当時若い女性たちはこぞって自分の子供にピエールとエリオットという名をつけました。 ジャーナリストは「彼がカナダを眠気をさそう荒涼とした退屈な国という神話を吹き飛ばしてくれた」と書きました。」 引用:http://members.shaw.ca/canadakonogoro/column038.htm

トルドー政権の特徴

Pierre Elliott Trudeau
1919−2000


1968 年から 1984 年までの16年間の長期政権。


カナダ第一の反米主義的な文化的、経済的ナショナリズム。


外交面では第三の選択。

ケベック独立に反対 英仏二カ国語を公用語とし、多文化国家の原型を作り上げる。

ケベック州出身のフランス系カナダ人でありながら、ケベック独立運動には反対し、カナダ独立を守り抜いたピエール・トルドーは、現在のカナダが先進国のメンバーとして名を連ねる上で欠かすことのできない人物であり、歴代首相の中でもトップクラスの人気を持つカナダ政治家のヒーローである。

ドルドーは途中9ヶ月政権を進歩保守党に譲った期間を除き、16年間の長期政権を維持する。行き過ぎた対米依存から脱却するために、西欧とアジアとの経済関係の強化に乗り出した。この過程でカナダ人のアイデンティティ感覚を高めることに成功した。トルドー政権はアメリカに先駆けて共産主義国家中国を承認する一方、キューバとの絆を強め、ソ連に対してはあえて好戦的なスタンスを取らなかったことが独自外交の特徴である。

ワトキンス報告とグレイ報告は、アメリカ企業の子会社がカナダ経済を実質的に支配している状況を(分工場経済)と、意思決定がアメリカの親会社に握られているカナダ経済を(首なし経済)と呼んだ。→外国投資審査法( FIRA )を制定し、それを直轄する外国投資審査庁を設置した。

「公正な社会」

医療制度、公教育制度、所得保障、雇用保険、最低賃金、老人給付の確立、治安の維持。

石油部門のカナダ化を図るためにペトロカナダを 100 %政府出資の石油一貫企業を創設し、 エネルギー産業を国際 石油資本の手からカナダに取り戻すことに成功する。  1980 年秋の予算案で国家エネルギー計画を提示して石油、ガス部門でのカナダ人支配をいっそう強くし、さらにラジオやテレビにカナダ人制作の番組を割り当ててカナダ文化の保護に乗り出している。

反米的なナショナリスティックな政策は、 70 年代の多数のカナダ人の考えを十分反映していた。
Author--Bluepepsi--

参考文献: カナダを知るための60章明石書店  写真: library and archives Canada

関連資料
カナダの歴史(前編)(中編)(後編)
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カナダはなぜイラク戦争に反対したか

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