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「キャリア形成支援」

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帰国者支援
ワーキングホリデー制度



「ワーキング・ホリデー(以下ワーホリ)ですごす1年は人生の中でも貴重な1年だ。」ワーホリから帰ってきた人たちは多くこう証言する。確かにワーホリは彼らの言うように、「夢のような時間」かもしれない。しかし帰国して直面するのは再就職という壁。ほとんどの人が仕事を辞めてワーホリに出かけるが、帰国後に復職できる人はほとんどいない。そして職探しが大変だというのが実情だ。

ワーホリは色々な可能性を秘めた1年だ。休暇としてのんびりするのもワーホリの過ごし方のひとつだが、将来のために色々なことにチャレンジしてみるのもいい。なんでも積極的に挑戦していく中で多くの人と出会い、さまざまな刺激を受けたり、気づかなかった考え方を発見したりするはず。ワーホリ体験を経てそうして過ごした1年を振り返ってみた時、日本に居たときとは何かが変わり成長している自分に気づくのでは?

そして帰国後のことを頭の片隅において滞在すると、帰国後の仕事探しに役立つのではないだろうか。ワーキングホリデー協会ではワーホリの体験を今後の人生の中でキャリアとして生かしていけるように今年から「キャリア形成支援」に取り組んでいる。

キャリアとは
仕事や人生での役割や生き方全体を言う。キャリアには、是舞意味の「職業(Job)」と広い意味の「仕事(Work)」があり、社会活動、文化活動、ボランティア活動なども含まれる。 狭い意味のキャリアは個人が仕事上で蓄積する職務体験や能力開発であるが、広い意味のキャリアは個人が生涯にわたって仕事や社会生活に、どのように関わっていくかであり、人生そのものといえる。 このような意味においてキャリアを限定せず、ワーホリでの経験や人間的な成長などを自分のアピールポイントとして再就職に役立てていくことが出来るのではないだろうか。

キャリアで最もわかりやすいのは資格。

せっかく1年あるのだから、日本では取りにくい資格などにチャレンジしてみては? たとえばスキューバダイビングのライセンス。日本では高価な趣味となってしまうが、オーストラリアなどでは日本と比べると安価で資格が取れる。

児童英語教諭やフラワーアレンジメント、ネイルアート、コーヒーショップで活躍するパリスタなど先輩たちはいろいろなことにチャレンジしてきた。また、語学学校によっては資格に結びつくコースを設けているところもある。興味のあることを見つけたら迷わず挑戦してみよう。

資格が取れなくても学ぶものが多いのがワーホリだ。1年間、趣味にのめりこむのもいいだろう。毎日サーフィンをやって上達し、世界中に仲間ができた。ワインに興味を持っていてワイナリーめぐりやブドウ摘みなどワインに関する知識を増やした。好きな建築家の作品を見て回ったなど、何かに一生懸命取り組んできたという経験はあなたの人生を豊かにしてくれる。

例えば語学力。ワーホリの目的に語学力のアップをあげる人は多い。

しかし、滞在するだけで語学力があがるわけでもない。ましてそれを帰国後の仕事に活かしたいのであれば相当な努力が必要だ。そして努力が実って語学力が上がって帰国しても、ただ「英語が話せるようになりました」と言っただけではなかなか通じないだろう。どれくらい向上したのか出発前と帰国後でどれだけの変化があったのか、今の自分のレベルはどれくらいなのかを客観的に示せるようにしておくと説得力がある。そのためのツールとしてTOEICやTOEFLなどのテストを利用するのも手だ。

例えば仕事。ワーホリ中に仕事を探すのは簡単なことではない。仕事探しのためにどのように努力したのか、その過程も立派なキャリアだ。フランスのレストランで働くために何十件ものレストランに履歴書を送って採用された人もいる。出版社にアピールしようと邦字新聞について100人分のアンケートを集めて面接に臨んだ人もいる。仕事を探すため色々と努力したこと、何度も断られて打たれ強くなったこと、行動力が身についたことなどワーホリ中の一つ一つの体験が自分を成長させ、自身となる。これらはその後の人生の大きな財産になるだろう。そしてそれらの経験をアピールできるように自分の体験を客観的に考えて見るといい。 

そして帰国したとき「ワーホリではこういう体験をし、こうして問題を解決しました」「○○に頑張りました」と胸を張っていえるものを身に付けられるように何かに全力でチャレンジして欲しい。

(社)日本ワーキング・ホリデー協会ではワーホリから帰ってきた人たちお再就職活動を支援していくため、厚生労働省と協力して準備を進めている。渡航前のガイダンスだけでなく帰国者を対象にした再就職支援講習会なども実施する予定なので帰国後も協会に相談してみよう。

*全文ワーキングホリデー協会のワーキングホリデーレポートより抜粋、2006年8月8日